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ツマサキブログ

えろ漫画家ユニット「左カゲトラ」と同人サークル「ツマサキレーベル」(旧ユビサキスタジオ)のブログ。2012年1月からここで更新。単行本「らぶちゅーらいふ」好評発売中「はつじょーでいず」2014年六月末発売!コミケ86のスペースは三日目(日曜日)東ネ05a「ツマサキレーベル」でございます

「マッドマックス 怒りのデスロード」における様々な繰り返しについて

ども、カゲトラです。この記事がはじめてのお仕事や同人のお知らせ以外の記事です。たぶん。でも書きたかったんだ許して( ΦωΦ)

 

ちうわけで内容はタイトルの通りです。いわゆるネタバレ満載です。マッドマックス 怒りのデスロード(以下マッドマックスFR)」観てない人は観てからきてね!

 

公開当初は冗談交じりに「ストーリー・5点」などと書かれていたマッドマックスFRですが、その後何度も映画館に足を運ぶ狂信者が増え、聖地ヴァルハラこと立川シネマシティを中心とした謎のムーヴメントが大きくなるにつれ、ストーリーに関する評価も「やっぱこれすげえんじゃね?!」と、うなぎのぼりでございます。だよねだよね。

 

とはいえ、ストーリーラインが極めて単純であるのは全くもってその通りで、ものすごくざっくり言っちゃうと「車に乗って殺し合いをしながら砦から逃げて車に乗って殺し合いをしながら砦に帰る」というだけのお話です。が、そこに様々なギミックやシチュエーションがあって爆発にまみれた豊かで美しい(ただし人食い男爵の乳首を除く)物語が紡ぎ出されるわけです。

 

まあそのへんについてはいろんな人がいろんな感想や考察を述べているのでそちらを読んでいただくとして、劇中に意図的にそう描かれている「繰り返し」のシーンについてでございます。これらの「繰り返し」は、似たような描写をしていますが、はじめは観客に「( ´ΦωΦ`)」という感情を抱かせ、二回目は観客に「( ΦωΦ)b」という感情を抱かせる、という点において共通しております。

 

以下、わりといっぱいあるので箇条書きにしていきます。前置き長くてごめんね。

 

★冒頭の佇むマックス/鉄馬の女達と会ってから一夜明けて立つマックス

( ´ΦωΦ`) 仲間も理性もなく、ただ後悔を抱え生きるためだけに生きようとしているマックス

( ΦωΦ)b 仲間を得、理性を取り戻し、人間として生きるための決意を秘めたマックス

(解説)これが一番重要な繰り返しですね。ちなみにこの前にマックスがちくちく地図を描いてるシーンがありますが、これを踏まえると冒頭のマックスは立ちションをしているのではなく地図を描いているのだ、とわかります。あと劇中に何度も出てくる幽霊の子供も重要な役割を果たしております。

 

★車の前に縛り付けられたマックスと目があうフュリオサ/ラストシーンの二人の目配せ

( ´ΦωΦ`) 誰やこいつこんなとこに縛り付けられてけったいな奴やな

( ΦωΦ)b 万感の思いを込めて、言葉を交わさずとも心は通じ合っている

(解説)これはこじつけっぽいかな。でもそうだと思います。直接的・・・ではないかな。

 

★Witness me

(解説)ウォーボーイ達によって何度も繰り返される印象に残る台詞。しかし狂気に駆られて死ぬために叫ぶ「Witness me!!!」と、仲間達を生かすために発するそれはまったく真逆の意味を持ちます。愛する者のためにつぶやくそれは、「I love you」と同じ意味を持つのです。よく聞いてみれば、そういうアクセントで発音されています。

 

と、ストーリーに大きく関わる大きいのはこれくらいですかね。あとは小ネタになります。いや重要なのもあるかもだけど。他にもあったら教えてください( ΦωΦ)ノ

★銃声(キーン)

( ´ΦωΦ`) フュリオサに即座にぶっ放されるマックス。危機一髪!

( ΦωΦ)b フュリオサの狙撃のために肩を貸すマックス。信頼の証。

  

★カバン

( ´ΦωΦ`) 武器を入れるカバン

( ΦωΦ)b 種が入っているカバン

 

★リフト

( ´ΦωΦ`) 群がる下層民を蹴落とすウォーボーイズ

( ΦωΦ)b みんなでリフトに乗ってる 

 

★岩山から出る水

( ´ΦωΦ`) 支配の道具として

( ΦωΦ)b 解放の象徴として

 

 あと直接的なシーンとしての対比ではないんですが、輸血も行って帰る岩山の門も(かなり大きな意味を持つ)繰り返しですし、大砂嵐とウォーリグのエンジンをぶっこぬくリクタスも対比になっております(BGMと、それを見つめるニュークスの目が同じなのでわかります)。リクタスは空気の読めない筋肉バカではなく、荒廃した世界そのものの象徴なのです。いや空気読めないですけどね。リクタスだーっ!

 

そしてこれら全てに共通しているのが、観客には( ´ΦωΦ`)という思いを抱かせるにもかかわらず、劇中世界的にはそれがまったくもって正しい行いである、ということです。

だからこそ、キャラクターや状況の変化が現れたとき、( ΦωΦ)b!となるわけなのですねー。

 

と、こんな感じですかねー。ふうふう。

ここまで読んで「そうだったのかーッ!!」と思ったあなたも、「いやいやそんなん知ってたし!」というあなたも、たぶんもう一度マッドマックスFRを観たくなっていることと思います。聖地での公開も終わってそろそろ禁断症状が出てくる時分ですしね。

そんなあなたのために朗報でございます。iTunesMovieStoreで9/23か24あたりから配信しますし、10月には全国各地の4DXでリバイバル上映もありますので、是非是非ご覧になってくださいませ。おいらも4DXでV8キメる予定でございます。

 

それではみなさんご一緒に、

V8!V8!( Φ∀Φ)メ