ツマサキブログ

えろ漫画家ユニット「左カゲトラ」と同人サークル「ツマサキレーベル」のブログ。2012年1月からここで更新。

重力猫、街をかける

ども、ペン入れまるまるオッケーでちゃったカゲトラです。

でもちょこっと手直しいれます、はい。自分でみてダメなものはダメだし、それを直せるのであれば直しておきたいです。もうシメキリのびちゃったしー(だら

 

というわけで、今日は予告通り「GRAVITY DAZE」のお話。

発売日に買って以来ほぼ放置だったPSVitaで、はじめて買ったソフトになります。というかこれやりたいからVita買ったんです。

 

んで、結論から言うと、ああVita買ってよかったなあ、と。なんかスゴいです。とんでもねータイトルにぶちあたっちゃったなあ、という感じです。久しぶりです。嬉しいです。

おいら和製箱庭ゲー大好きで、JSRとかワンダとか大神とかめちゃめちゃやりこんだんですが、そういう素晴らしい箱庭ゲーの系譜に連なるゲームです。すごーくよく作り込まれたマップを移動してるだけで楽しい、という。

というか、グラビティデイズはもう移動自体が楽しいです。それ自体がゲームになっちゃってる、という。しかもめちゃくちゃシンプルなのに、めちゃくちゃできる事多い。まー正直まだうまく動かせないんですが(クリアはしたけど、もっと上手くなれる気がする)、「好きな方向に落ちていく」という操作が、ふと自分の中で「そっちに飛ぶ」という感覚にシフトする瞬間があるんですよねー。そうすると、見える景色がガッと変わる。行けるところがぶわーっと広がる。そういうような体験を積み重ねて、上手くなって、街を自在に飛び回れるようになると、ゲームが面白くなってくる。ころにクリアになっちゃったわけですが、うおーもっとやりたいよー、みたいな、今はそんな状態です。

という素晴らしいシステムという土壌の上に建てられたシナリオも、なかなかのものでした。そして主人公のキトゥンの造形が秀逸でした。物凄い能力を持ってはいるけれども、なんか普通なんですよね。良くも悪くも現代っ子ぽいというか、一人の女の子の規模でしか考えないので、できる事とのギャップ感がすごい、という。ゲームの性質上、どこかに落下しても主人公は一切ダメージを受けないんですが、それでも頭から落ちると「ぎゃっ」とか「ふげっ」とか、わりとこまめに悲鳴をあげて、痛がるモーションとるんですよ。そうすると「あー着地失敗したなー次こそはうまく!」みたいな変なモチベーションになるという。まあ萌えとかあんまないんですが、なんか愛着がわいてしまいます。あと、JSRもそうなんですが、絶妙なヨソモノ感も素晴らしいです。そういや能力使ったときの街の人のリアクションとか似てるなあ・・・w

 

と、まあ、べた褒めなわけですが、正直、ボリュームとしては、だいぶ食い足りない感があります。時間的にもプレイ難易度的にもわりとさっくりクリアできちゃったし、徹底して全てを語らない、曖昧な、白黒つけないゲームなので、わかんないことも一杯あります。続編でるの?それともDLCで補完なの?そこの上はどうなってるの?と、色々と謎ばっかです(ネタバレを回避しつつ書くとわけわかんないことに)。街の人とあんまコミュニケーション取れないし、ゲーム途中で制服に着替えるんですが(黒タイツ!)スカートの中身の造形が適当なことも不満です(ぉぃ

そんな食い足りない感も含めて、Vitaローンチ近くのタイトルとして、本当に素晴らしいゲームだったなあ、と、思いつつ、寝る前にちまちま街を飛び回ってます。きっとまだ行ったとこのない路地や、とってないプレシャスジェムがあるって信じて。いつまでもそうやって自分の街をびゅんびゅんうろうろしていたくなる、そんなゲームでした。

とりあえずはDLCに期待ですかね!発表されたらPSNカード買いに走ります( Φ∀Φ)ひゃっほう!